お茶を入れなくなったのはお茶が堅苦しいから

お茶を飲む若者が少なくなっている様なのですが、私もここ何年もお茶を飲まなくなったなと思いました。

ペットボトルのお茶ではなく茶葉から入れるお茶です。

子供の頃、毎回食事が終わればお茶を入れて呑むのが習慣でした。しかし結婚して実家を離れてから我が家には茶葉すら置いていません。

ゆっくり座ってお茶を飲む時間がないことや、お客様が家に上がる機会がないのもお茶を飲まなくなった原因です。

ペットボトルのお茶と違い、茶葉から入れるお茶は空白の時間がなければなかなか飲む気になれません。

母が「やっぱりお茶はお茶屋さん。」と口癖の様に言っていたのですが、お茶はそんなお手間をかけてこそ美味しい様な気もします。

母が入れてくれるお茶はとても美味しかったです。茶葉を選ぶことも楽しんでいて、行きつけのお茶やさんからいろいろ情報をもらって、お湯の温度や器にも思考を凝らしていました。

入れる人の心がお茶の味を変えてしまうからといって、私が雑に入れるとすごく叱りました。そして、飲む相手の状態もよく観察して、例えば苛々している人とウキウキしている人には同じお茶は入れないと言っていました。
飲んで落ち着いて「一息ついた」そういうお茶を入れてくれました。

でも、だからこそ今の私がお茶を遠ざけてしまっているのかなと思います。
とても敷居の高い物に感じてしまうのです。

何かすごく勿体無い気がしますので、簡単にお茶を入れて飲むことについて調べてみました。すると、カジュアルにお茶を入れて飲むことは、けして悪いことではない様なのです。作法は作法であるけれど、もっとカジュアルに入れてお茶を楽しみましょうよというスタンスに逆にびっくりしてしまいました。

母にそれを伝えたら「そうよ、お茶を正しく美味しく入れるのはもちろん良い事だけど、入れることが面倒臭くなるようでは元も子もないからね」ですって。
数年前の母からは考えられない言葉です。

時代が変わり母も変わったのですね。

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